おしんこ盛り合わせのサラダボウル

中国を愛しすぎてる日本語教師おしんこが異文化で奮闘するブログ

中国語の発音について物申す

昨日の台湾のエントリ、星を結構いただいて、読者さんも一気に増えて、大変幸甚なのですが…
このブログは毎日更新がモットーで毎回ちゃんとしたまとめ記事を書いてるわけじゃないです………。
ただの日記とかも書いてます。
それでよければよろしくお願いします…。
プレッシャーがぐっと肩に来てますけど
ここで折れたら続かないので クソ記事であろうと気にせずアップしますよ!


先日中華料理屋で(いつも通り中国人の友達〈もう毎回こうやって書くの面倒だから仮に王さんとする〉といた)、近くの席の会話が聞こえてきた。

男「中国語で『おいしい』ってなんていうの?」
女「ハオ↑チー↑だよ〜!」

その瞬間、わたしと王さんは手が止まって一瞬見つめあってしまった。
同じことを考えていた。

(違う…)

私「(チラッ)王さん、今のなんだと思う?」
王さん「(チラッ)…日本人。男も女も日本人」
私「…なんで(知らないのに言うん)だろ?」
王さん「知ってるふりしたいんじゃない(昔のお前みたいにな)」
私「…」
王さん「…」

わたしは昔ドヤ顔で「中国語知ってるよ!」と言いながらトマト(西紅柿)を「西柿紅」と書いて王さんに指摘されたことを思い出し、他人事ながら気恥ずかしい心持ちになってしまった。今後このようなことがないように気をつけたい。 

女性の言いたかったであろう「ハオチー」は「好吃(hǎochī)」、しいて書くなら「ハオ↓ツイ→」と言う感じ。
chの発音は日本にないのでガイドブックにハオチーと書いてあっても、それ読んだくらいじゃずぇええっっったいに通じない。
なめんな。と、ガイドブックの中国語ページを見ていつも思う。
中国語の発音はエクストリーム級に難しいので、日本語みたいな発音の簡単な言語(※注釈下)を使っている我々には土台無理な話である。観光しに行く程度なら筆談するほうが百億倍効率がいい。

ちなみにわたしは漢字を覚える前に王さんの発音スパルタトレーニングを受けた。これやらないと喋るのマジ無理だった。王さんに感謝。できればネイティブに直接教えてもらった方がいい。中国語は「漢字覚えれば筆談で通じちゃう」という逃げ道があるのでやる気出さないとマジで何年やってもできるようにならない。

日本語が難しい言語だと思っている方がいると思うので注をつけた。
確かに、日本語は筆記がエクストリーム中のエクストリーム級に難しく、三種の文字を操り、正書法複数あるような言語はたぶん日本語以外にない。ただし、発音が難しいというわけではない。
母音は5つで、近場でいえば中国語の6、韓国語の10と比べるとずいぶん簡単である。
そしてたぶん中国人は「中国語が一番難しい」と思っているし、韓国人は「韓国語が一番難しい」と思っている。
…まぁそんなもんなのだ。
金田一春彦先生が「『日本語は世界で一番難しい』は神話」と言っていた。

さて、中国語が話せるとは一言も言っていないのだが、中国好きアピールが強すぎるせいか話せると思われているらしい。
中国語が話せるとは一言も、本当に一言も言っていないのに!(アララギ君風に)
うそ、ほんとはちょっと言った。アララギ君の真似をしたかっただけ。
実際英検で言えば5級レベルくらいは話せる。

でも英検の5級相当なので、これなんて読むの?って聞かれても大概わかってない。
実はGoogleで調べてから答えてる。
だからそもそも聞かれるとけっこう困る。

答えられるような質問のときはもっとダメ。英検5級といえば、英語の「three」をネイティブっぽく発音しちゃう中学生みたいなメンタリティである。
おわかりだろうか。

以前、「ごめんなさいって中国語でなんていうの」と聞かれたときの話。

私「ごめんなさいは、对不起(duìbùqǐ)だよ!」
友「ドイブチーか!今度使うね!」
私「違う違う違う違う!!!!duìbùqǐ!duìbùqǐ!!」
友「ドッ…」
私「ハァイ!ワンモア!duì・bù・qǐ!サンハイ!duì・bù・qǐ!!」
友「What...」

いやほんとに。
…ごめん、少し大げさな言い方をした。
笑えないが。

結論:中国語は発音が難しいので、筆談にしましょう。

中国語はホントに四声間違うと伝わらないどころか下手すると変な意味にとられて殴られるから、
気をつけてください。
よろしくお願いします。


今日のいいこと
1.転居届を出した
2.三国志の2巻を読了
3.彼氏とメール

以上!