おしんこ盛り合わせのサラダボウル

中国を愛しすぎてる日本語教師おしんこが異文化で奮闘するブログ

みんな小さな専門家(…)

いつも中国のことばっかりなので今日はちょっと違うことを。
いや、やっぱまた中国の話になっちゃうわ。

ADHDは特別な才能をもっている天才肌だとよく言われます
エジソンとかアインシュタインとかも発達障害だったと言われてますね
一つのことに集中したら周りのものが見えなくなるぐらい熱中する、とか。

今までんなもん凡人ADHDにあるわけないだろ!多動性の意味わかってんのか!集中できない障害やぞクソが!って思ってたんですけど

わたし割と中国詳しいんじゃね?と思って。昨日急に。
英語と中国語、仕事にできるほどじゃないけど多少は喋れるし…とか。

なにがいいたいかっていうと、そのコミュニティにいると自分を見失うんじゃないかってことですね。

わたしは大学の研究室が国際関係だったので留学生はまずトリリンガル(自国語・英語・日本語)が当たり前だったし、日本人も英会話、英語でプレゼン・論文くらいできないとゼミとかついていけなかったんですよ。
まぁそんなかっこよさげなことを書いてみましたが…
うちの研究室の学生の共通認識だと思うので知り合いみてる可能性があっても書くんですが、
英語こそ使ってるものの内容は専門と全然関係がなく、データの質等等諸々の点で頭のいい研究室とはちょっと、程遠かったんですよ。


でもわたしはその研究室でも落ちこぼれだったんですよね。
クソみたいなデータしか集められないし統計も数的処理もよくわからない
英語も平均以下
中国のことは好きだけど3回いっただけ、
研究室関係のことでいつも一緒の同期は日本6年目の日本語ベラベラ中国人
中国について当然わたしより詳しい

その環境が当たり前だったから自分が何者かよくわかってなかったんですけど
気づいたら2年も中国に恋い焦がれて中国事情とかいろいろ勉強して
なんとしてでも中国に行きたいがために日本語教師になる勉強もして
あれ?わたし案外一つのことを夢中になってやってるぞ?と
ふと昨日思ったんですよね。

わたしのピアノの先生が昔「大学時代テニスやってたから、テニスできるよーと言えるけど、ピアノはね、弾けますとはとても言えない、弾けますと言うには上を知りすぎてるから」って言ってて至言だなーといつも思ってるんですけど

上を知りすぎてるから知ってる・わかるなんてとても言えないし
わたしも上を見れば通訳やってる人とか中国専門のジャーナリストとかがいて、それは絶対かなわないんですが、、

気づいたらこんな、中国はこんな感じです!こんなところです!って毎日毎日、中国に関してならいくらでも話すことある!くらいになってて
家族にも「お前は中国の話をしてる時だけは生き生きしてるな」みたいに言われるようになって

あれ?意外と一つのこと集中してるな?って思ったんですよ。
環境が環境で、全然気づけなかったんですが、自分案外がんばってやってきてたなーと、自分で自分を少し認めてあげたい気分になったんですよ。

ADHDにかぎらず、自分には何もないと思ってる人がいたらちょっとね、
自分のこと客観的に見て欲しいな〜って思いましたです、

わたしは中国のことだけど、(例えば、例えばね)イギリス文学のこととか?脳科学のこととか?日本の法体制のこととか?
専門じゃないことは、ふつう、意外と知らないもんみたいなので。

周りがその専門の人ばかりだったら、わかんなくなることあるかもしれないけど、あなたも立派な専門家かもしれないよ、ってことを今日は書きたかったんですね〜
「知りすぎてるから、知ってるなんてとても言えない」って話をしたばかりですけど、ここはあえて「わたしは詳しいよ!」と自信を持って行ってみましょう!
もちろんわたしもみんな、これから更なる勉強が必要ですが!



今日のいいこと
1.ロールケーキがおいしかった
2.自由…解放…!
3.これから飲み!