おしんこ盛り合わせのサラダボウル

中国を愛しすぎてる日本語教師おしんこが異文化で奮闘するブログ

モチとは一体何なのか/JLPT

あのさ、最初に、これ。最近私がはまってる食べもの。

饼(bing)というもので、日本語読みすると餅(mochi)なので、学生はみんな「もち」と呼んでいるんですけどさ。

店には二種類の「bing」があって、ひとつは甘い梅干し(梅でできた干しブドウみたいなものを想像していただければ)入りのナン(というかチャパティ?)みたいなタイプ、そしてもう一つはパイ生地のこれ。丸い生地を二つ折りにして、肉とか、果物とかはさむタイプがあるんですけどさ。。。

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「もち」ではないんですよ。少なくとも、日本の「もち」ではない。間違いなく。

じゃあ、「もち」じゃないなら、なんなんだよって思ったとき、

なんだこれ…

形としてはクレープに近いけど、クレープではない。生地がパイ生地のほうは、パイって呼ぶのが正しいのかもしれないけど、「パイ」というのもまたかなり日本のイメージと異なる。

いや、「饼(bing)」なんですよ。それは、間違いなくそうなんですけど。

なんなんだろ…。しかも、中国のほかの街では食べたことがないので、どこの食べ物とかもよく知らない。どこでもあるようなものじゃない、と、思う。

なんなんだろ、これ。

そんなことを考えながらいつもおいしくいただいています。写真はバナナ入りで6元(120円)。

まじでおいしくて、日本に持ち帰って店開きたいレベル。

 

油条っていう食べ物もあって、日本語では「揚げパン」と訳されるんだけど、

それもまた、日本の「揚げパン」とはかなり違う食べ物で、ものすごく違和感があるんだけど、

でも訳するとなるとやっぱり揚げパンしかないんだよ!!!!

油条は池袋の東口で食べることができるので食べたい方はレッツトライ。

ちなみに中国で食べるときの20倍くらいの値段する。

 

参考写真探したけど揚げパンっぽいのしかなくてちょっと悲しい。

揚げパンではないんだよ、変な触感なんだよもっとスカスカした感じの

 

 

最近中国の曲をよく覚えるようにしています。

最初は学生の人気取りのつもりだったのですが、だんだん覚えるのが楽しくなってきて、自主的にやってます。あんまり中国語の勉強になるとは思えないけど、楽しいからよしとする。

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「小苹果」というここ1年くらいで流行ったらしい曲の記憶用ノート。

こんなの作ったの小学生以来ですよ。。

ピンインを振っても曲のスピードを追いかけながらだと読めないので結局カタカナでルビを振ってます。なんかね、我ながら、けっこうね、情けない。

覚えた曲なら結構ノリノリで歌えるようになってきたので、こんど一人でカラオケ行きたいけど、たぶん中国には一人カラオケの文化はないので、すごくはずかしいんだろうな…。

 

最近はというとJLPT(日本語能力試験)が迫っていて、学生たち、とくに、N1(要するに1級)を目指す三年生がぱったりわたしの前に現れなくなりました。

N1はとても難しい試験。日本人でも、簡単に全問正解、ってわけにはいかない。

しかもなぜか、N4~N2くらいまではある程度段階的にレベルが上がっていくのに、N1だけ圧倒的にレベルが高いんです。

「N2持ってます!N1はこれから!」という学生はもんのすごくレベルに開きがあるんだけど、N1もってる学生はだいたい粒がそろってくる感じ。

N1持ってると言ったら、だいたい、海外旅行した時、ガイドで日本語が話せる人をつけてもらった場合くらいの流暢さのイメージ。人によりますけど。

N1は持ってないと専門の仕事は絶対無理。

ただ、文法や語彙はかなり揃ってくるけど、発音とか会話は見られないため、日本で働きたいとか、通訳・同時通訳などになりたい、というパターンだと、そこからさらにブラッシュアップが必要。けっこう、道のりは長いんデス。。

 

しかも張家界でこの試験は行われないので、わざわざ片道5時間もかけて長沙の大学まで行かなくちゃならないんです。なんでそんな遠いんだよ(白目)

最近の友達になった日本語教師仲間の方も常徳(片道2時間)にいて、長沙まで行かなくても、人集められると思うんだけどな。。

まぁ、学生たちは、試験終わったら徹夜でカラオケするって言ってるのでそれもそれで楽しいのかもしれないけれど。

 

学生を見ていて不思議なのは、すごく日本語の力がある学生の中でも、わたし(つまりネイティブ)に関わろうとする人と、関わりたがらない人がいるってこと。

日本語は英語と違って活躍の場はほぼネイティブ相手だから、ネイティブと話すのに慣れたほうがいいと思うけどなー。

まぁ、わたし自身、ネイティブ相手に英語話すの、今でもめちゃめちゃ恐怖を覚えるから気持ちはわかる。

そしてわたしは、さして真面目な学生じゃなかったので、日本語が話せない、さして真面目じゃない学生ほど、シンパシーを感じて、いっぱい喋りたかったりするのだ。(笑)

 

中国の人はけっこう損得勘定で考えてるって言うけど、それを超えて学生に愛される教師になりたいものだな。

 

 

明日の授業内容テーマは「川柳」。

雑誌・新聞購読の授業ということで、新聞の大きな要素となっている川柳をトリに持ってきました。明日と来週の授業をこなしたらもう夏休みだ!

夜型のおしんこさんにとってキツすぎる、8時からの1限だけれど、今のところ、まだ遅刻はしていない。笑

おもしろい川柳が生まれるといいな。