おしんこ盛り合わせのサラダボウル

中国を愛しすぎてる日本語教師おしんこが異文化で奮闘するブログ

中国の大学で働くなら

こんばんはおしんこです。
明日からついに学校が始まります!
昨日時間割が発表になり、

「月曜一限です」

との絶望的な宣告を受けました。
大学生時代、月曜一限なんてまともに行けたことない…。

うう〜…

もちろん仕事だから月曜一限はいいんですけど、もっと早く教えてもらえなかったかなぁと…。
他の方のブログを読んでいても、中国に限らず海外ではこういった連絡はなにかと直前のことが多いようです。

前にも、教員の会合があるという連絡が当日午前4時に来て、朝起きてから慌てたことがありました…。


そういえば一つ事件がありました。
先月、学生との距離感を間違えてしまったようで、新学期になってから、親しい学生の一人がわたしを避けるようになりました。

オーマイガ…。

ブログを読んでくださってる方は知っているかもしれませんが、
先学期、わたしは学生との距離感にけっこう悩んでいて、その一人の学生ときわどい駆け引きをしていました。
親しくなりすぎる問題。立場の問題。距離の問題。

その結果がコレ。
わたしはその学生に対して心を開き過ぎてしまった、自分の内心を吐露しすぎて(仕事以外のことですが)、びっくりさせてしまったみたいです。

ため息。

ここに来て、わたしが思っているより学生との距離ははるかに近かったです。
この街に他の友人がいないわたしにとって、彼らに誘われて遊んだり食事をするのは楽しかった。
でもそれに乗っかっちゃ、ダメなんだなぁと…。しみじみ思う。失敗でした。



授業の準備とかはおおむね順調です。
今季の授業は(なんかいろいろ特定とかされそうでこわいですけど笑、そんなに問題になりそうなこと書いてないから大丈夫かな)

「秘書業務(4年生)」「文学史(3年生)」「会話実践(1年生)」の三つ。

これは先学期から決まっていたので、決まってからすぐ家族に頼んで秘書検定の参考書を送ってもらい、慌てて勉強しました……。

ひとつ言えることは、
海外の大学で日本語教える場合、養成講座でやるような、つまり、日本の日本語学校でやるような「日本語に焦点を絞った授業のみ」ってことはない、ということ…。わたしの場合会話実践しかない…。養成でやってきたことが生かしづらい…。

オフィスアワーで学生と話す時間を設けていますが、そういうことも含め、日本全体のことをだいたい話せる能力が求められます。

わたしは社会人経験が薄いので、経済とかその辺は先輩の先生に一任して、その代わりにわたしはわたしの得意な文学をはじめとした歴史、文化(北海道出身なのでアイヌ文化も含め)を、先輩と二人で決めたわけではないですが、なんとなく分担しています。

この仕事は、
「じゃあ今から日本の○○問題について3分語って」
と言われて、起承転結をもって語れるかどうかが求められる感じです。
論理性も大事、学生は細かく突っ込んでくるから。

わたしが実際に聞かれるのは文学系が多いです。
源氏物語で誰が好き?」「『こころ』でKが死んだ原因ときっかけはなんだと思いますか」「『ノルウェイの森』はハッピーエンドだと思いますか」とか。。。
その他歴史、地理に関する学生の知識の確認とかね。太平洋の南から流れる潮の名前はなんでしたっけ、とか。

わたしの場合は高校までに学校でやった内容をほとんど忘れていない(もちろん、忘れないように努力しました笑)ので、こういうのは割と適性を感じるんですが、
これはただ自分の人生観と仕事で求められることが偶然一致したというだけの話であって、
ただ日本語を教えようという気概だけだと、この状況に放り込まれたときかなり厳しいものがあると思われます。

ここをですね、海外で日本語教師をやろうとする場合は抑えていただいて欲しいなと。
大学はこんな感じですよ、と。少なくとも中国の大学は。
その代わり色々融通がきいて楽な面も多いですが。

まぁ今日はそんな内容です。
やっぱり仕事が好きでも仕事初めは憂鬱だYO!

ではまた!