おしんこ盛り合わせのサラダボウル

中国を愛しすぎてる日本語教師おしんこが異文化で奮闘するブログ

「百聞は一見に如かず」

本日の張家界は最低気温が5度でした。
なかなか寒い。

源氏物語(与謝野晶子訳)を読んでいます。
子供向け版や「源氏物語とは何か」的な本は読んできて、あらすじなど大体把握してはいたけど、恥ずかしながら正式な現代語訳を読むのはこれが初めて、です。「あさきゆめみし」すら、読んだこと、なかった。

思っていたことと違うことが結構多くて、戸惑っています。
Kindleには「何%読み終わりました」というのが表示されるんですけど、開始わずか15%で最初の正妻・葵の上が死んだこととか(宇治十帖込み)。
えっこの人そんな早く死ぬの!?と思いましたね。
あと明石滞在期間が、わたしが思ってたより短かかったこととか、
光源氏が中年期に差し掛かると割と浮気心をなくして紫の上一筋になっていくのはちょっと意外でした。
どうしようもないプレイボーイだと思ってた。ごめんね、光源氏
真剣に読んだことなかったのに、読んだふりしてごめんなさい。



アニメをよく見ていた頃、二大アイドルアニメが流行っていました。(具体名出すと荒らされそうだからAとBで…)
どちらも見てなくて、あらすじや周りの人の評価だけを知っていた頃、見たふりをして「Aのほうが好きだな」と言ってました。
でも実際に見たら、Aはど〜〜〜うしても性にあわなくて、好きになれなくて、あっさりBに鞍替えしました。
Bは見てなかった頃、あらすじだけで「あ〜Bはどうかな〜ちょっと好きじゃないわ〜」と言ってたのにもかかわらず、今はおしんこのアニメ史に深く刻まれる名作になりました。

多くの人に批判されてる作品ほど好きになる可能性が高いことが経験でわかってるので、評価が低い作品ほど見るようにしています。
絶賛されてる作品ほど、期待値が上がって、良くない。。

…「インターステラー」を見たあとの感想が忘れられない。わたしも彼氏(当時)も、その監督(クリストファー・ノーラン)の前作「インセプション」が非常に好きだったし、彼氏(当時)の方はノーラン監督の作品を見尽くして「この監督の作品なら外れない」とまで考えていたようでした。新作ということで本当にものすごく期待して、周りの評価や評論もなかなかよくて、楽しみにして見た後、彼氏(当時)と顔を見合わせ
「…期待しすぎた、ね?」
とハモったことが今でも心から消えません。
あとタランティーノ監督の「ジャンゴ」とかも…うう…タランティーノ(大好き)×ディカプリオ(大好き)で、自分には得しかないと思っていたのに……(ブツブツ)

「百聞は一見に如かず」

金言です。
おやすみなさい。