おしんこ盛り合わせのサラダボウル

中国を愛しすぎてる日本語教師おしんこが異文化で奮闘するブログ

日本人だと言わなくてもいいように

いやあ、雪です。
寒いとは思ってたけど雪降るんだねぇ。
寒い、ほんとに。


今日ある一つの仮説を思いつきました。
「日本語で話す時、タメ口を使うと、周りの中国人は『日本人であると認識できない』(場合が多い)」。

日中関係が悪い時だけでなく、通常時であっても、街ゆく人の中にはすごく日本人が嫌いな人もいるというもの。在中日本人はいつも肩身が狭いです。
なにもしていないのに、心ない言葉をかけられることもある。
実際2013年に中国へ行った際、反日感情が深刻だったので韓国人のふりをしたことがあります。卑怯だったな、と今は反省している
ちなみに「えっ!○○(アイドル名)にあったことある!?△△は!?」って質問責めにあって自滅した。

んで、今日の出来事。親しい学生と出かけていたわたしはタクシーの中で「どこから来たの?」と聞かれました。
学生は中国人なので、「中国人ですよ〜」と答えて、わたしは無言。
タクシーの運転手は「ええ〜全然聞き取れないわ〜同じ中国なのにな〜」
といって会話は終了。
あれ、中国の方言の一つっていう扱いになったな?と思いました。

日本で韓国人が「〜ニダ」という語尾を使っていたらすぐ韓国人だと分かるのと同じように、「です・ます」が日本語だと認識するキーワードみたい。
タメ口語尾の「〜でしょ?」「〜じゃん」っていうのは日本語と認識されない可能性がある。
まぁもちろん、それだけ日本語の口語が話せる学生といる時に限り、だけど。

日本から旅行に来る方もタメ口を使うと案外そんなに白い目で見られなくても済むかもしれない。

「何人なの?」って聞かれたら、今回みたいに学生が「中国人です」って答えて終わりの場合もあるし、「当ててみて!」とか「外国人」とか答えてかわすこともできる。
まぁそもそも「何人なの?」って聞いて来る人は「日本人」って答えても「あっそう」以上のことは思わない可能性が高いけど。

韓国人とか、シンガポール人とか、悲しい卑怯な嘘を付かなくてもいいように、心をむやみに痛めなくてもいいように…(。-_-。)

というかこういうこと気にしなくてもいい世の中が早く来ればいいなと思う。

長沙に行った時もやっぱりね。
ウクライナ人の先生とか旧ソ連の同志みたいな感じでウケがよかったし、カナダ人の先生は「南京良い街だったわ〜あと武漢の漢口(おしんこがかつて日本人というだけで無意味に怒鳴られた思い出の場所)もよかったし〜」とわたしにとって鬼門っぽいところをオススメしてくれたり、多少悲しい気持ちにはなったからなぁ。

まぁ南京は日本人も多いらしいけどね。
すごく綺麗な街だと本当に多くの人から聞いてるからぜひいつかいってみたい。

まぁそんな感じで日々GO。
寒いから、眠くもなる。冬眠したいね。